差出人: 札幌市 市民まちづくり局 総合交通計画部 件名 : 「現4車線環状通計画見直しに関してする提言・要求」に対する回答 宛先 : 'H.Miyazaki' 日時 : 2016/09/14 水曜日 17:0 宮崎 碩文 様 日頃より札幌市政にご理解とご協力をいただき、厚くお礼申しあげます。 標記につきまして、いただいた市長あてメールに記載のご意見・ご提案に関し、以下のとおり回答いたします。 <1> 環状通は都心部への通過交通を抑制しながら周辺道路の混雑を緩和するなどの重要な役割を担う道路です。 6車線の必要性について随時検証を行っております。 直近では平成18年度に実施した第4回道央都市圏パーソントリップ調査に基づき検証を行っており、現在事業中 の区間については、3万台/日以上の交通量になると推計しており、全線6車線での整備が必要であることを確認 しています。 <2> 現在、事業を行っている区間付近の環状通と交差する道路(福住・桑園通、石山通、西7丁目通、豊平川通左岸通) では、環状通の整備により、環状通内側の交通量が全体で約5千台減少すると推計しております。 <3> 将来交通量は都市交通マスタープランの策定に向けた道央都市圏交通体系連絡協議会において議論する際の基礎データ として推計しております。 幅員については、昭和40年に都市計画決定されておりますが、その必要性は前述の通り随時検証を行っております。 <4> 福住・桑園通から石山通間については平成16年3月18日、西7丁目通から石山通間については平成24年5月11日に地元説明会 を開催しております。 説明会では、環状通の役割、用地補償の進め方、事業認可後の土地利用制限など幅広い内容の説明を行った上で、事業を 進めることに大きな反対がなかったことから、地域住民の方の概ねの理解を得たと判断し、事業認可を取得しました。 <5> 異論を持たれている方は、道路を考える会等と認識しております。 なお、その主張は、6車線で整備するのではなく、4車線に右折レーンを追加してほしいといった内容です。 本市の判断としては、〈1〉でも回答していますとおり、3万台/日を超える交通量となると推計していることから6車線 での整備が必要と考えております。 <6> 環状通は骨格道路網(2高速・3連携・2環状・13放射)に位置付けている道路であり、平成24年1月に策定した札幌市総合 交通計画においても、広域連携パッケージの中で「未整備区間の整備」を進めることとしております。この計画については 下記URLのHPで掲載しているところです。 http://www.city.sapporo.jp/sogokotsu/shisaku/sogokotsukeikaku/index.html <7> 都市計画決定されている道路の幅員は、車線の数及び歩道等の幅をもとに構成した総幅員で定めております。 都市計画道路の車線の数は、平成10年の都市計画法施行令の改正により、都市計画に定める事項に追加されました。 本市では、平成24年7月の都市計画審議会において、あらかじめ計画されている車線の数を都市計画に定める車線の数として 位置付けることについて、環状通を含めた都市計画道路182路線を一括して審議し、同意を得て都市計画決定しています。 したがって、都市計画審議会における適正な審議、手続きに基づいて都市計画決定されたものと認識しております。 なお、事業認可の手続きに至った理由は質問4の回答の通りです。 <8> 前述の通り、環状通の6車線化については、順次整備を行ってきており、現在事業中の区間についても地域への説明を行い、 理解いただいて上で進めている段階であり、都市計画審議会において再審議する予定はありません。 まちづくり政策局総合交通計画部交通計画課 電話211-2275 FAX 218-5114 建設局土木部道路課 電話211-2617 FAX 218-5137